いわゆる「ご神木」って何のことでしょう?
最近では、2010年の3月10日に鎌倉の鶴岡八幡宮のご神木、大銀杏が一夜にして倒壊した、とニュースになり「ご神木」という言葉を耳にしましたね。
ご神木とは他の銀杏と違うの?他の銀杏ではいけないの?と素直に疑問を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この大銀杏は樹齢1000年ともいわれ、第3代鎌倉幕府将軍の源実朝が、この銀杏に隠れていた甥の公暁に暗殺されたという伝承が残っています。

有名な木といえば、2011年の東日本大震災での大津波にも耐えて、7万本のなかから唯一残った岩手県陸前高田市の松があります。
「奇跡の一本松」です。
これも、人びとの心の支えとなっています。
東日本大震災の復興費用に充てるために発行された記念貨幣には、奇跡の一本松が描かれているものがあります。
まさに、復興の象徴的な存在です。

ご神木とは、神聖視されたり、民間伝承の特別な逸話が残っていたりして、地域の人びとの心の支えになっているもののことを指すのです。
そして多くは巨木であり、街のシンボルにもなっていますね。

ですから、鶴岡八幡宮の大銀杏も、その銀杏でなければならない無二の存在なのです。

陸前高田市の奇跡の一本松ものちに「ご神木」と呼ばれるのでしょうし、もうすでに十分な役割を果たしているのでは、と思います。

ご神木をパワースポットとしてめぐり、そのスケールから生命力を感じ、木にまつわる歴史や人びとの思いに心を寄せてみるのもおすすめです。