ほっと安心、もっと活力、きっと満足。ため息の約束

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ため息元禄ルネッサンス

40度の高熱で、再入院。

着替える元気など無く、着の身着のまま(スカート)のままベッドに雪崩れ込みました。
夕方、主人と息子がやってきました。息子との面会は気が紛れて、少し元気になれたかな。
夜勤はKさん大好きな助産師さん娘さんが私の母校で同学科に在学中で、進路について色々お話したりして、仲良くなった方です。
『久しぶりにこんな高熱見たよ?』と言われて、私も何十年ぶりですよーと笑って返して。
その日は、部屋が満室でとっても忙しいはずなのに、私の頭と脇にまでアイス枕を何度も交換してくれました親身になって看病してくれて、本当に感謝
翌朝も熱は下がらず、相変わらず着替えられず…高熱って、本当に動けなくなるのを実感しました。
夕方は相変わらずのお見舞いほとんど食べれない夕食は、息子と主人が完食
そして、また40度の高熱のまま…2日目の夜を明かしました。
妊娠17週3日。7月27日。運命の日です。
翌朝、やっと39度台に下がってきましたが、2日間の高熱にうなされた私の体力は無く、相変わらず着替えていませんもちろんお風呂も。汗だくで気になるけれど、どうしようもなかったです。
そして、昼食。相変わらず食べれず、1時過ぎに回収されていきました。私はいつも通りベッドにうずくまっています。
1時半頃でしょうか。
パンッ
いきなり大きな音にびっくり。
そして、何かが流れ出し、お尻と足が濡れていきました。
長男の出産は、ちょろちょろとした破水からスタートしました。私は完全破水を経験した事は無いんです。ですが…、私は分かっていたと思います。でも、まさか…多分、ちょっと多めの血液が出てしまっただけだ!そうだよ、きっと!そんな事はない!目まぐるしく頭の中は回転していました。身体を起こす元気もなく、それに恐怖で、私は自分の下半身を見る事が出来ませんでした。

分かっていたけど、信じられないというか…とにかく…

助けて
と思って、ナースコールを押していました。

そこからは、『伺いますね』という、いつもの返事。親しくなった同い年の助産師さんでした。

部屋に着いた瞬間、私は何と言ったのか覚えていません。でも『先生呼びます』と言われたのは覚えています。緊急事態ってやつかな…なんて。助産師さんは、院内用の携帯電話を鳴らし、他の助産師さんや看護師さんも駆けつけ、内診の器具も持ち込まれる。
先生が飛んできて、身体を仰向けにされ、内診。とても痛かった。
その時の、先生の遣る瀬無いため息は今でも覚えている。その瞬間、私は悟ったから。

『〇〇さん、ごめんね。赤ちゃんダメだわ…完全破水してる』

やっぱりか…そう思った。ダメだとは感じていたけど、意識的に考えないようにしていた。大丈夫だと信じていた。頭では分かっていたのに、心はそう思っていなかった。

先生は、処置の説明をしてくれた。
「とにかく赤ちゃんを一刻も早く出さないといけない」

「赤ちゃんから子宮内感染を防ぐために」

先生はもう少し話をしていたと思うけど、私はその2箇所くらいしか覚えていない。
言葉は酷だが…、死んでしまう赤ちゃんは、母体にとって、病原体なんだ。それなりに私はバカではない。それくらい分かる。
それでも、本当に慎重に言葉を選んで、私を傷付けないように先生は、話をしてくれた。

最初に来てくれた助産師さんと看護師さんの2人に着替えさせられた。まだ高熱がある、フラフラだった。
車椅子が準備された。処置室にいく前に、主人に電話だけさせてもらった。
『〇〇さん(主人)、ごめん…破水しちゃった。』 

『それって…どういうこと?』
(と言っていた気がする)

『赤ちゃんダメなんだ、今から促進剤で赤ちゃん出すんだって。処置室行くね。』

そうとだけ伝えた。主人はどう思っただろうか。すぐに行くとか言っていた気がする。
車椅子で処置室に連れて行かれる。
手前のナースステーション前に、お見舞いの人たちがいた。
少し怖かった。私に起きた事がバレそうで、普通にしていた。涙は出ていなかった。

ため息よろしく。

2015.11.18  
23時頃、仕事が終わり帰宅したと言うお兄の家へ 私と配偶者、二人で向かいました。お兄は 昨日からやや熱が出てたり、なのにさっきお酒を飲んだりと、最悪な体調だと言っていました。
私は(え!?なんでお酒飲んだの!?)と思いましたが、仕事での飲みだったので仕方なかったようです。そして、シリンジ法を再度お互いで確認して お兄にはトイレで精子の採取をしてもらいました。
・・・・どれくらい経ったでしょうか。
長い時間が経ち、こんな環境で射精しなければならないなんて 本当に申し訳ないなという気持ちになってきました。ちょっと距離があるとは言え、廊下を挟んだトイレの向こうには 私たちがいて・・・。これは かなりの地獄・・・。
  ※もし これからシリンジ法を試す方は、精子提供者には 充分配慮してあげてほしいと思います。男性の気持ちを考えると これはかなり屈辱的作業に思えます。
  
   
   とりあえず 待っている間、私は配偶者に 携帯でAVを見るよう指示されました。膣に潤いを与えるためです。
えぇ・・・・・・・無理あり過ぎ・・・。
「いや、さすがにそれは無理だわ・・・」と、
断って、一緒にテレビを見ることにしました。
なんてことない お笑い番組がやっていました。
  そして、やっとお兄の採取が終わり、シリンジに入れた精子を配偶者が受け取りました。(兄弟で精子を受け渡しするって どんな気持ちなんだろう・・・・・)
お兄にはまた部屋から出てもらい、二人きりになったところで、ソファの上で 配偶者に
注射器で 注入してもらいました。妊活用のシリンジキットなんですが、シリンジの先に専用のノズルを装着して子宮に 精子を送り込む仕組みです。 そんなに長いノズルではないですが、あまり奥に入れすぎると ダメらしいとネットに出ていたので、かなり手前に出してもらいました。なにぶん はじめてのことだから 要領が掴めず・・・。
  ※今 思うと多少奥でも大丈夫だったと思います。
 そして、そのあとは30分程 腰にクッションを敷いてソファで横になりました。その方が 精子が滞在するのだとか。
   こうして一通りを終え、お兄に挨拶して 深夜1時頃 部屋を出ました。 意味はなかったけど AVとか、なんだかんだ配偶者が気を利かせて頑張ってくれたのが嬉しかったです。
「いろいろ ありがとう!」
  と、その気持ちを伝えると、
「自分は 何も出来ない。無力だ」はぁ
と ため息をついていました。確かに、この共同作業感の中で、たった一人 仲間はずれでした。
でも、だいぶ重要な仲介業者さんですから!笑
 
  そして無事 初のシリンジ法を試したわけですが、正直、
『本当にこんなんで出来るのかな・・・』
という印象でした。これ、何度も何度も思いながら 家に帰りました。
現在・育児奮闘中
今ではお兄ちゃんもよく家に来ます
ポチッといただけると嬉しいです

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